今日のランチェスターヒント 【 ランチェスター戦略の中心について  その2 】

【 今日のランチェスターヒント ランチェスター戦略の中心について その2 】

今回はランチェスター経営戦略の根幹について考えます。

ここが他の経営手法との違いであって、

この根幹を押えないままランチェスターの勉強をしても効果は出ません。

ということで今回はその2として「二乗(じじょう)作用の活用」をテーマとします。

利益性の原則においては「粗利益(売上)−経費=利益」なので、

※ 経費とは人件費やその他の固定費

通常は売上と同時に固定費も上がるのが会計学の常識ですが、

ランチェスター戦略では「何かでシェア一位」を作りあげることによって、

一位集中の効果が起こり、経費そのまま。人員もそのまま。で、

粗利(売上)が上昇する現象が起こる。

結果として残る利益も業界平均黒字企業の3倍も、5倍も、10倍も出すことができます。

こういう根本を押えてランチェスター戦略に取り組まないと、

「ただただ商品や地域を絞り込んだ」だけとなり、

せっかくランチェスター戦略に取り組んでいるのに、成果に結びつかないことになりかねません。

ではこの「二乗作用の活用」とは何でしょうか。

ここにランチェスター戦略が他の経営戦略と違う点があり、

良く混同されるブルーオーシャン戦略との違いがあります。

それは「他人資本」「他社資源」の活用です。

代表的なものに、同じ業界、業種、商品や地域、客層で市場で戦っている場合、

「競争目標と攻撃目標の分離」を行い、「足下の敵を叩く」戦略があります。

上位企業とは戦わず、下位企業を攻撃目標とします。

「足下の敵を叩け」と言うのは、、自社よりも弱い競合を見つけて、

自社にとって優位な状況を作り上げながら、その弱い敵からシェアをいただくやり方です。

既にある市場を活用し、下位からシェア(売上)をいただく。

※ 「下位からいただく」ことを嫌う会社もありますが、そうでは無く、

よりお客様に喜んでいただく商品やサービスを提供するという解釈です。

これが二乗作用の活用の一つのやり方です。

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